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2015年6月 6日 (土)

いちごのランプを制作しています。

ご注文をいただいた「いちごのランプ」を制作しています。
ガラスカットが終わった段階です。

201506042001001


このような細かいデザインの作品は、ひとつずつ作るよりも複数分をまとめてガラスカットすることにしています。
今回は2台分をカットしました。

今日はカットしたピースの周りに銅テープを巻く作業をしました。
テープ巻きはステンドグラス制作の工程の中では比較的ルーティンとしてサクサクと進められる作業だと私は思っています。ただそれを生徒さんに言うと、怪訝な顔をされることもあります。
最初は上手に巻くのにかなりの集中力が必要なので苦労する方が多いですが、慣れると勝手に手が動いてくるので、よほど複雑な形などでない限りほとんど手元を見ないでもできるようになります。

そんなわけでテープ巻きの作業中には、録画しておいた映画を観ることがよくあります。
今回はガラスピースの数が多い上に、複雑な形や細かいピースが多く時間がかかるため、3本も観てしまいました。
図らずもその3本すべてがミステリー、しかもうまい具合に軽いものから重いものにシフトしていきました。
全くの偶然だったのですが、本当にこの順番で観てよかったとつくづく思います。

最初は日本映画の『アフタースクール』。面白いという評判は聞いていましたが、確かに面白かったです。


次は『鑑定士と顔のない依頼人』、去年ヒットしたイギリス映画です。
何かおかしい、、、という違和感が最後にあ~そういうこと!とわかる爽快感がありますが、何よりもジェフリー・ラッシュとドナルド・サザーランドのうまさがすごいです。
今でもこういう文化や生活があるんだなあという、階層、階級の違いも興味深いです。

3作目は『白いリボン』。録画したタイトルだけでは、なぜ録画したのかさっぱり思い出せなかったのですが、カンヌのパルムドール受賞作だということがわかり、たぶんそれで何となく録画しておいたのだど思います。
若い頃は映画館やBS放送で映画をたくさん観ていましたが最近は滅多に見ないので、久しぶりに観た「ザ・ヨーロッパの芸術系映画」という感じでした。
監督が『ピアニスト』と同じとわかり激しく納得です。観ている間の違和感や後味の悪さ、観客に不親切なエンディングなど共通点が多くあります。
『ピアニスト』はあまり好きではなかったのですが、これは面白かったです。「面白い」映画ではないのですが、これぞ映画というか、映画以外では得られない感覚を与えてくれる映画でした。
舞台が第一次大戦直前のドイツ語圏の田舎町なので、こういういや~な雰囲気がのちのナチスドイツを作っていったのかなと思わせます。宗教や階級がもたらす抑圧などは現代の日本ではほとんど感じられないものですが、ヨーロッパでは今でも意外なほど残っていたりします。ヨーロッパの国の人が観ると、きっと日本人が観る何倍ものものが迫ってくるのだろうと思います。今日観たばかりですが、後からじわじわ来そうな感じです。

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